「相手の事を考えてあげる」のと「相手の立場になって考える」

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世の中、やさしい人が多く

自分のことだけでなく、わざわざ他人の事についても親身になって考えてあげる

人で溢れており、感動しています。

 

今思えば、うちの母親なんてまさにタイトルの前者だと思います。

自分の身を削ってでも、人に貢献できる人は凄いです。

 

でも、僕は生きていく上でとても重要だと感じるのは

後者「相手の立場になって考える」スキルだと思います。

 

特に、ビジネスにおいてはそんな気がする。

従業員の事についても、お客さんの事についても、他社との関係を築くについても、

結局「人の心」がわかってないとダメなんです。

 

明らかに服装がダサい人に、

「この服着てみて!」と押し売りしても、喜んで買って貰えるだろうか?

 

もちろん、その人はダサい訳なので、結果としておしゃれな服を身にまとう事が出来るのはその人にとってはプラスである。

 

しかし、時にこの "ダサい人を救おう" という優しさが

おせっかいにもなったりする。

 

ビジネスにおいてもこのような場面は多い。

"この会社なんでこんなやり方なんだろう。古いなぁ・・

絶対このツールは使った方がいいから紹介しよう!"

 

これも相手の事を考えた提案であることは間違いない。

しかし、このスタンスでいっても間違いなくこのツールは売れないだろう。

 

「相手の事を考えてあげる」

 

これは優しさではあるが、あくまで自分主体な考え方であり、

共感を得られない場面も多い。

 

 

では、あなたならどんな人の意見なら聞くだろうか。

自分だったらではなく、あなたならどうするか。

この考え方は常に持ち合わせてなくてはいけない。

 

 

道端で出会った日人に、

"服装ダサいのでこれ着てみてください!"

 

なんて言われたら、私なら殴るであろう。

 

でも、これが昔から馴染みのある知人だったり、

またまたその知人が日頃からコーディネートをSNSやブログで発信している、おしゃれに気をつかっている事がわかる人物なら、少なくとも意見は聞く。

他にも、服飾の専門学校を卒業してたり、アパレルの仕事をしていたり、

その人の事をあまり知らなくても、服装について知見のある人だとわかれば話は聞きやすい。

 

が、服装がダサいといっても、全くこだわりがない故にダサい人は、

そういった他人の意見を素直に聞き入れてくれそうな気はするが、

 

逆に自分のこだわりが斜めで世間的にダサいと評価されてしまった人は別である。

 

このように、人それぞれ考え方や受け入れ方は全然違う。

人は非常にやっかいだし、面倒くさい。

 

しかし、どんなことがあろうと

最後の最後まで、「相手の立場になって考え抜く」

この姿勢が、とても大事だと感じる。

 

 

WEB戦略に置いてもそうだが、

仕事と定義されるものにおいて、売上をつくるのであれば

どの職種においてもこれはマストだ。

 

優しさだけでは売上はつくれない。

 

どうすれば自分が人に信頼され、財布の紐をほどいてもらえる人物と

なりえるのか。

 

この道筋をもっと考えなくてはいけない